遺伝
よく「俺の父親がハゲているから、俺もきっとハゲる」とか、「ウチはハゲ家系だから仕方がない」と諦めている人が少なからずいるはずです。
実際、薄毛の原因として遺伝も確かに関係しています。統計的にいえば、薄毛は隔世遺伝といわれ、自分の祖父、特に母方の祖父がハゲていると、その遺伝を受けやすいといわれています。
ですが、正確にいうと薄毛は遺伝するわけではないのです。わかりやすく言えば、薄毛が遺伝するのではなく、薄毛になりやすい体質、性格が遺伝するのです。
「同じことじゃないの?」と思うかも知れませんが、実はこれはまるっきり違うのです。
髪の毛がくせ毛というのは、遺伝で、ストレートパーマなどの施術をおこなわなければ自然には防げません。
ですが薄毛は違います。もちろん何らかの先天性の病気で薄毛になっているというのは別ですが、子供のころに薄毛になっている人はいません。
そこからの生活の中で、どんどん薄毛に近づいていってしまうのです。
薄毛になりやすい体質、脂性であったり、脂性でもその皮脂の粘度が高い、もしくは外的刺激の影響を受けやすい体質などです。
そして薄毛になりやすい性格とは、ストレスを溜めやすい性格、無精者、運動嫌い、油分の多い食事を好む、タバコやお酒を好んで飲む、などいろいろあります。
これらの要素が加わり、薄毛になるわけです。もしも、父親、もしくは祖父と同じような生活を送れば、当然同じように薄毛になる可能性が高くなるのです。
逆を言えば、ケア次第、心がけ次第では、薄毛にならない可能性があるのです。